高齢者ホームの最前線
   
 
 星郁恵さん(52歳)夫婦は共働きです。同居する夫の母・静流さん(78歳)は3年前に脳梗塞を患い、以来、寝たきりの状態が続いています。
 要介護度5の静流さんの介護は、訪問介護も活用しつつ郁恵さんと娘の佳恵さん(18歳)の2人で分担してきました。
 しかし今年の春から、大学に入学した佳恵さんは実家を離れてしまいます。仕事もある中で、郁恵さん一人の力で静流さんの世話を看るのは難しそうです。そこで、要介護度5の静流さんを預けても安心できる、介護の手厚いホームを探しています。
 ただ、佳恵さんへの仕送りもあるため、郁恵さん夫婦の金銭状況は決してラクではありません。郁恵さんにしてあげられる資金援助は、月2万円程度が限界です。
 一方、静流さんは夫の父(故人)の遺族年金含め月18万円をもらっており、貯金も800万円程度あります。静流さんからは「私の資金は、自由に使ってもらって構わない」と言われています。
 

▌ホーム探しのポイント

①費用を抑える料金体系を選ぶ
 このケースでは、手厚い介護を提供し、なおかつ、極力費用を抑えたホームを探す必要がありそうです。標準のプランと入居金を多く支払い月額費用を下げるプランとではどちらが得なのかが、よく聞かれます。その際ひとつの基準となるのが償却期間年数です。償却期間未満に解約する可能性が高ければ、標準プランもしくは入居金を可能な限り0円に近くし、月額費用を上げたほうが総合的にみて負担は低くなります。逆に償却期間以上ご利用される可能性が高ければ入居金を多く支払い月額費用を下げるプランのほうが負担は低くなります。星さんの場合、まだ年齢も若く、月額費用も年金と援助含めて20万円が限度なので可能な限り月額費用を下げ、請求額を20万円以内に収めたほうが安心して生活できるのではないかと思われます。

 
◉東京

たのしい家八王子片倉
入居金を納めるプランにした場合、月額が約11万円とかなり低く設定することができ、その他の費用を考えても20万円で十分にご利用が可能です。

ベストライフ
都内に28カ所あります。どのホームも月額費用が15万円前後、入居金も高額ではなく、ご利用しやすい価格帯のホームです。

ケアセンターつくしんぼ
月額費用が少々割高ですが、個人個人にあったきめ細やかなケアが提供されており、地域からの信頼も厚いホームです。

 
◉神奈川

ベストライフ
県内に30カ所あります。大和南が看護師24時間常駐ホームとなっており、医療が必要となった場合、移り住みが可能です。

サンライズ・ヴィラ
県内に6カ所あります。少々、予算ぎりぎりですが、看護師24時間常駐かつフロア分けがされており、身体状況にあったケアが提供されています。

ここち平塚
ベネッセスタイルケアの新ブランド。費用を抑えながらもベネッセのノウハウが詰まった安心感のある介護が提供されています。

ニチイホーム仲町台/仲町台Ⅱ/たまプラーザ/鷺沼/鷺沼南
予算的には少々厳しいかもしれませんが、2.5:1の手厚い人員体制をとっていり、フロア分けも採用。星さんの"介護の手厚いホーム"という希望に合致します。

ライフコサージュ海老名
月額は少々割高ですが90歳以上の人限定で入居金減額プランがあり。放課後児童倶楽部敷地内にあり、賑やかな環境です。

 
◉埼玉

ヒューマンライフケア鳩ヶ谷の里
身体介助、認知症ケアとも実績のあるホーム。人員体制は標準ですが、スタッフ間の連携がとれており、しっかりとした介護が提供されています。

アズハイム南浦和/東浦和
重介護対応の実績あり。食事に定評のあるホーム。人員体制も2.5:1と手厚い体制となっており、星さんの希望とも合致します。

ベストライフ
県内に19カ所あります。南浦和に看護師24時間常駐ホームがあり、医療が必要となった場合、移り住みが可能です。

蓮田オークプラザ介護館
介護館では、入居者2名に対して1名の介護職員を配置。介護保険基準の1.5倍に相当する体制 で、24時間の安心を支えます。また、食事ごとの安否確認、個室の定期点検を実施しています。

 
◉千葉

グレースメイト松戸
人員体制2.2:1と手厚い介護体制でありながら、看護師が24時間常駐。最近では珍しい相部屋があり、費用の面でも抑えられます。

若葉の丘
経験豊富なスタッフが多く、安心してご案内できるホームのひとつです。

ベストライフ
県内に12カ所あります。ベストライフは改装型が中心ですが、入居率も高く生活感のあるアットホームな雰囲気となっています。